水中でも自然硬化し、加熱・照射は不要。
EPR工法だからできる自然硬化ライニング。
EPR工法は、ガラス繊維に常温硬化性エポキシ樹脂を含浸させたライニング材を施工現場で硬化させることにより、老朽化した下水道管きょを非開削で補修、更生する技術です。公共インフラは整備の時代から維持・管理の時代へ移行し、ストックマネジメントの活用によるライフサイクルコストの最小化が重要なテーマとなっています。 EPR工法は、管きょのあらゆる部分を効率的、経済的に補修、再生する技術として、社会資本の維持・管理に貢献しています。

EPR工法の特長
非開削で管路を共有しながら施工
あらゆる管きょを非開削で内面から補修、更生。
管路を共用したまま施工が可能。
水中自然硬化
水中でも短時間で自然硬化する樹脂を使用。
侵入水があっても事前の止水が不要。
工期短縮でコスト低減
損傷箇所をピンポイントで施工するから経済的。
損傷の著しい管きょには自立管設計も可能。
常温硬化のメリット
加熱による硬化収縮がなく、止水硬化抜群。
ボイラー不要で道路占有も最小限でOK。
豊富なバリエーション
小口径から大口径、部分補修から全面更生、取付管、
マンホールまであらゆるニーズに対応。
環境に優しい技術
ノンスチレンで悪臭なし。
騒音・振動もなく、環境にやさしい技術。
あらゆる管きょに対応するEPR工法の種類
区分 | 施工位置 | 型 | 対象管経(mm) | 標準施工長(m) |
---|---|---|---|---|
部分補修 | 本管 | EPS | 100〜800 | 0.4・0.5 |
エアーモールド | 900〜 | 0.6 | ||
接合部 | EPF | (本管部)100〜600 | 0.4 | |
(取付管部)100〜200 | 0.1〜0.3 | |||
EPM | (本管部)100〜600 | 0.3 | ||
(取付管部)〜300 | 0.3 | |||
本管口 | EPI | 100〜300 | 〜3.0 | |
部分補修 (ロングタイプ) |
本管 | EPL | 100〜400 | 〜3.0 |
450〜600 | 〜2.0 | |||
全面更生 | 本管 | EPR-LS | 200〜400 | 〜50.0 |
取付管 | 150〜200 | 〜10.0 |
●EPS:
φ100〜φ800の小中口径管に適用。

●エアーモールド:
φ900以上の大口径管きょに。

●EPF:
取付接合部の破損・クラックの補修に。

●EPR-LS(本管):
50m、取付管は10mまでの全面更生が一度の施工で完了。

●EPR-LS(取付管)
